エジプト:215,000人の学生が全国統一試験の成績に不満を述べ、自殺者は7人に(1)
2021年08月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプトで215,000人の学生が全国統一試験に関して不満を述べ、自殺者は7人に増加

【カイロ:本紙】

エジプトでは、学生たちが試験で獲得した平均成績の低下に加えて、前年と比べ合格率が低下し、高校の全国統一試験の結果に関する危機が依然として続いている。

新たな試験方式「バーバル・シート(マークシート)」が今学期から導入されるなか、試験結果、合格率の低下および前年と比較した学生たちによる得点率の低下が発表されたことにより、論争が広がった。

ターリク・シャウキー教育大臣は、数日前に明らかになった高校の合格率が74%に達したと発表していた。また同大臣によると、理系(コース)と数学系の合格率は76%となった一方、文系の合格率は70%にとどまったという。

昨日日曜日、ギーザ県キルダーサ地区の女子学生が、統一試験における落第を理由に首つり自殺をした。彼女の遺体は検察の判断のもと、ザインフム遺体安置所に搬送され、彼らはその後、事件に犯罪性がないことを確認するために法医学捜査の実施を決定した。

治安部隊の捜査により、亡くなった女学生は統一試験において落第したのちに悪い精神状態に陥ったことが明らかになった。調査によれば、女学生の母親は「今朝(昨日)娘の部屋に入ったところ、彼女が部屋の天井からロープで吊られているのを発見した」と語ったという。

これは統一試験の結果発表後、学生の間で発生した7件目の自殺事件となる。

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( 翻訳者:野口藍良 )
( 記事ID:51521 )