イラク:マクロン大統領がイラク政府に対し「イスラーム国」への「警戒を緩めない」よう求める(1)
2021年08月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■マクロン大統領はバグダードに「イスラーム国」への「警戒を緩めない」よう求める

【バグダード:諸通信社】

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は土曜日、バグダードで行われたイラクのムスタファ・カーズィミー首相との共同記者会見で、武装組織に立ち向かう上で「(警戒の)緩みは望ましくない」、と述べ、「イスラーム国は今もなお脅威であり続けている」と強調した。

マクロン大統領は加えて「我々はイラクと地域における安定を支援するためにバグダードにいる。イラクの安定は地域内の備えが伴わない限り(実現)不可能であり、バグダード首脳会議において一つのテーブルに座ることが必要である」と述べた。

一方、カーズィミー首相は、イランやサウジアラビアまでもを含む周辺国の多くが参加する地域会議の枠組みにおける、フランス大統領による2日間のバグダード訪問のさなか出された声明において「イラクとフランスはテロとの戦いにおける基本的なパートナーである」と述べた。

カーズィミー首相は、フランスが「テロとの戦いにおいてイラク支援に貢献し、エネルギー、石油、電力分野における二国間の経済連携に尽力している」としたうえで、「イラク・フランス関係は非常に重要であり、我々はフランスがバグダード首脳会議に参加してくれたことに感謝している」と述べた。

関連し、イラクのバルハム・サーリフ大統領は土曜日、協力・連携を目的とするフランスのバグダード首脳会議への参加が、イラクにとって重要で不可欠な出来事であるとみなした。

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( 翻訳者:檜山彩名 )
( 記事ID:51541 )