イラク:イラクの児童の半数以上は十分な水を得られていない
2021年09月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ユニセフ:イラクの児童の半数以上は十分な水を得られていない
【バグダード:本紙】
国際連合児童基金「ユニセフ」は発行した報告の中で、イラクの子どもの半数以上が十分に水を得ていないことを明らかにし、同国における多くの学校が水道サービスを欠いていることを記録した。
国連の報告によると「イラクでは約5人に3人の子どもが安全な水へのアクセスを得られていない」という。
同報告は「イラクでは半数以下の学校が水道サービスを得られているにすぎず、それにより児童たちの健康状態が危険にさらされており、彼らの栄養状態や知的成長、将来の生計手段が脅かされている」と付け加えた。
世界水週間のさなかに発表されたこの報告は、イラクと北アフリカを含む中東地域における水不足の原因が、拡大を続ける農業需要、さらに地下水を用いた灌漑地面積の拡大であることを示した。
同報告が示したように、農業は世界の水消費要因の70%の割合を占めているが、これらの地域ではその割合が80%以上にのぼる。
(後略)
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( 翻訳者:朝比奈優有 )
( 記事ID:51544 )