トルコ:トルコの軍事作戦をめぐるロシアの疑念と米国の可能性否定(2)
2021年11月02日付 その他 - al-Souria.net 紙


■「決定的な」数時間...トルコの軍事作戦をめぐるロシアの疑念と米国の否定

【スーリーヤ・ネット】

トルコとアサド政権に挟まれたロシアの「重大な」立場

ウェブサイト「TRTHABER」チャンネルは月曜日、トルコ国防省に属する複数筋の発言として以下のように掲載した。「トルコの軍隊は、シリア北部に存在するテロリストに対する軍事行動を開始するために必要なすべての措置を講じた」。

同複数筋は同様に、トルコが増強部隊・兵士のシリア北部への移動を進めており、「求められた時点で」軍事作戦を始動させる準備ができていることを明らかにした。

さらに同複数筋はロシアの動きに関連し、カーミシュリー空港に着陸したロシアの飛行機が「まもなく空港を飛び立った」と指摘し、「トルコが当該地域で実施を計画している軍事作戦とは何の関係もない」とした。

同複数筋は加えて「SNS上で拡散されている複数の写真が見られるが、これらの写真は同日に実施された活動、なかでも飛行機の離着陸を写したものにすぎない」と述べ、「同地域にロシア(軍)の展開はない」と断言した。

一方ロシアの今日(ロシアの国際通信社)は事情を知る複数筋の発言を以下のように引用した。「トルコ軍は本日中の数時間以内に、シリア民主軍(SDF)が支配するシリア北東部内の複数地域において軍事作戦を開始する可能性がある」。

同社は複数の政治専門家の話として、「ロシアは、トルコとアサド政権の間で発生するであろう直接的な紛争に起因する「敵対的活動」の中枢におかれることになるだろう」と報じた。
また政治専門家たちはその根拠として、「ロシア政府はアサド政権と合意を結んでいる一方、シリアをめぐってトルコ側とも相互利益・理解を得ている」ことを挙げたという。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51588 )