イエメン:南部の主要な2組織が平和的デモ活動への支持を宣言
2021年09月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■南部の2組織がアデンとハドラマウトにおける抗議行動への支持を宣言
【ロンドン:本紙】
南部国民連合と南部革命運動は木曜夜、イエメン南部のアデン県とハドラマウト県で発生している、生活環境の悪化と現地通貨の崩壊を非難する民衆抗議運動への支持を表明した。
南部国民連合(南部暫定評議会の並行組織)は声明の中で、「アデン州とハドラマウト州において正当な要求を行う平和的デモ参加者に対する完全な連帯と絶対的な立場」を表明した。
さらに「アデンや他の諸都市における治安の混乱、通貨の崩壊、生活費の高騰、基本的なサービスの悪化は、リヤード合意の軍事的側面や安全保障的側面の不履行がもたらした必然的結果である」と述べた。
さらに声明は「リヤード合意の軍事的および安全保障面の実施を妨害し、状況の悪化に対する責任を負っている当事者(暫定評議会を指すものと思われる)」を非難し、「政府と国家機関が状況の正常化、サービスの提供、経済への配慮に関連する責務を果たすことを可能にする」よう呼びかけた。
同様に、南部革命運動最高評議会のフアード・ラーシド議長は、同議会の指導部層および基盤層に対し、国民の生活に関連している複数の社会問題に対応するよう要請した。ラーシド氏は、評議会の公式Facebookページに投稿された声明の中で、「経済状況の悪化とサービスの劣悪性に抗議する自由な若者たちによる蜂起を支持する」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:51591 )