リビア:100万人のエジプト人労働者が来月初旬に入国開始
2021年09月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■リビアの労働大臣:100万人のエジプト人労働者が来月初旬に入国を開始
【タラーブルス(トリポリ):アナトリア通信】
リビアのアリー・アービド労働大臣は、10月初旬から同国に100万人のエジプト人労働者が入国し始める予定であると発表した。
アービド労働大臣による発表は、政府代表団の一員としてエジプトを訪問したのちに帰国した同氏に向けられたインタビューの中でなされたものである。また同氏は「我々はエジプトと190億リビア・ディナール(4.24億ドル)相当の契約を結んだ」と述べたが、これらの計画に関して詳細を明かすことはなかった。また「これらのプロジェクトを実施するには100万人のエジプト人労働者が必要となり、彼らは10月初旬にリビアに入国し始めるだろう」と加えた。
同氏は、これは「開発およびインフラに関するプロジェクトの実行に向けたエジプト企業との協力の枠組みのなかで行われる」と説明した。ここ数ヶ月では、エジプトのムスタファー・マドブーリー首相が4月20日にリビアを訪問したことにより、リビアとエジプトの両政府の関係は前向きな発展を遂げている。
エジプトはこれまでに複数にわたって、リビアにおける現行の「挙国一致」政府への支持を表明してきた。先週の木曜日には、両国はリビアのプロジェクトを実施するための6つの協定に加え、様々な経済分野での協力に関連する14件の契約に署名した。
数か月以来、リビアは政治的突破口を目撃してきている。挙国一致政府と大統領評議会からなる選出暫定政府は3月16日、石油を豊富に持つ国家における正当性と権力をめぐる武力紛争がもたらした数年の苦難ののちに、国家を選挙に向けて導く責務を担った。
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( 翻訳者:野口藍良 )
( 記事ID:51607 )