■現在、イラン製重油は無料で配布されている。ガソリンは火曜日にガソリンスタンドで利用可能となる。
【本紙】
バアルベックにあるアマーナ・ガソリンスタンド社は、事前に決められた団体に対しイラン製重油の無料かつ独占的な配布を開始した。ビカーア(ベカー)燃料局の局長であるマーリク・ヤーギー氏は「政府系病院は、月に30,000リットル受け取り、それは週ごとの割り当て量に分割される。また水道公局は7,500リットルを受け取り、民間防衛消防隊は車両1台当たり600リットルを受け取ることができる。さらに孤児院、老人ホーム、介護施設は毎月約2,400リットルの重油を受け取る予定である」と述べた。
一方、ガソリンスタンド所有者組合のメンバーであるジョージ・バラークス氏は「石油施設は重油の引き渡しを始めており、大企業のうちの一社は明日から重油を配布し始める予定である。しかしその輸入は自由化されたものの、その小部分は依然として支援を受けている。これらのガソリンは支援下の(正規の)方法以外で販売されないように、特定の病院、(電力)プラント、機関に配給される予定である」と述べた。またバラークス氏はガソリンの現状について、「現在の価格表によれば、火曜日や水曜日から、ガソリンスタンドにおけるガソリン製品の改善が確認できる」と述べた。
しかし同氏は「市場が市民からの信頼を得、品物が本来のように入手可能とならない限り、あるいは少なくとも、(重油の供給が)今日よりも改善されたかたちとならない限り、行列が減少することは期待できない」とした。
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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:51610 )