イラク:コロナ第4波を避けるためワクチンに頼る(2)
2021年09月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク保健当局はコロナの第4波を避けるため、ワクチンに頼る
【バグダード:本紙】
ファラーフ氏は国民に対して、「特に流行性・呼吸器系の病気が流行する冬に近づいている現在、予防対策、ソーシャルディスタンス、マスクの着用を遵守するよう」呼びかけ、「イラクでは過去数日間で、ワクチン接種者の増加に伴って感染者の数が減少しており、死者数と重症者数も少なくなっている」と示した。そして、「イラクが第3波のピークとその危険性から抜け出し、現行の感染状況が安定しているという状況において、我々は国民に予防策の遵守を求める。そうでなければ、イラクは恐らく第4波だけでなく、今までよりも激しく厳しい波に晒されることになるだろう」と加えた。
一方、保健・環境議会委員会はコロナウイルスに対するワクチンの接種対象者を(最低)12歳までとする提案を提出した。
同委員会の報告者であるジャワード・ムーサウィー氏は自身による報告書の中で、「議会に付随する国内保健システムに基づく我々の権限、また保健・環境委員会における我々の監査的役割に依拠しつつ、さらに愛しい我らが国の児童たちの安全を確約するために、コロナウイルスのワクチン接種の対象者を12歳までとすることを求める。特にファイザー製ワクチンに関連し、欧州委員会や世界の多くの国々が(接種の最低年齢として)同年齢を設定していることも理由である」と主張した。
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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:51620 )