金閣湾造船所で完全に国内かつ国家的に建造される新世代型海上タクシー50艇のうち8艇が9月24日の世界海事デーに着水した。
24日、金角湾造船所で海上タクシーの式典が執り行われた。(海上交通機関である)シティライン社のスィネム・デデタシュ社長は「1455年から今日までガレー船やガレオン船、蒸気客船、カーフェリー、いまも通行で利用されるフェリーといった数多くの初建造が行われてきた金角湾造船所で今日、さらに新たな地平を開けたことを嬉しく思います。私たちの海上タクシーは今日8艇着水しましたが、年末には45艇、2022年第一四半期には50艇に到達します。」と述べた。デデタシュ社長は計画で尽力してくれた全ての方に感謝を述べ、「水平線が澄みきって、良い風が吹きますように。」と締めくくった。
◾️5艇はハイブリッド
スピーチの後、イスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長とスィネム・デデタシュ社長はつばめ号という海上タクシーに初めて乗船した。金閣湾造船所で建造される海上タクシー50艇のうち5艇はハイブリッドモーターを使用する。着水した8艇は10月に運行を開始する。年末までに45艇の造船が見込まれていて、ハイブリッドシステムが搭載された海上タクシーの製産はというと2022年2月に完了する予定だ。海上タクシーは10人乗りで、初期段階では98箇所の埠頭から呼び出せる。将来的には共同利用機能を追加することで「ドルムシュ(乗合タクシー)」のようなサービスを開始する予定だ。
またタクシーは埠頭に限定されず、接岸できる場所ならどこでも呼び出せるようになる。海上タクシーは高速で出発でき、船首から接岸できる機能によって快適に接岸できる。また障がい者用のスロープのおかげで身体的障がいをもつ乗客が快適に利用できるようにデザインされた。海上タクシーではタクシーメーター式で初乗り運賃が固定される。一定の距離を超えると距離あたりの料金が加算される。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
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