女性の権利:アンジェリーナ・ジョリー、エリフ・シャファクとイスタンブル条約について語る
2021年04月18日付 Cumhuriyet 紙
アメリカ人俳優アンジェリーナ・ジョリーは、タイム誌へ、エリフ・シャファクと共にイスタンブル条約から離脱するプロセスに関して語りあった。
国連難民高等弁務官事務所(BMMYK)の親善大使であるアメリカ人俳優アンジェリーナ・ジョリーは、作家のエリフ・シャファク氏と共にトルコがイスタンブル条約から離脱することに関連してのスピーチを行った。
ジョリー氏は、タイム誌において発表された談話においてシャファク氏に対して、政権がイスタンブル条約から離脱する決定がどのようなメッセージをもたらしたのかということを解釈するのを求めた。
「その名前からも理解されますようにトルコは、10年前に調停をした際にこの人権合意では先導を切っていました。」という表現を用いたジョリー氏は、条約から離脱をすることに関連して、『トルコ政府は合意のホモセクシャリティー(の価値を)一般と同じにしてしまうこと』そして、トルコ人的家族の価値を刻み付けるために用いたと主張した。この決定を擁護する人々は、これが、政府が女性たちそして性的少数の人々を犠牲に、保守的な同盟の目におけるポジションを改善させるための動きであると語っている。」という回答をした。
■「決定は後退だ」
ジョリー氏のスピーチに対して、シャファク氏が問いかけた、「政府のイスタンブル条約から撤退をするという決定は、トルコにおける女性の諸権利という意味からいかなる意味をもつのかという質問に対して、シャファクは「これは、女性たち、子供たちそしてLGBTQ社会にとっての災厄を含む結果になるであろう、重要な撤退になるであろうと考えています。イスタンブル条約は、暴力に対しての無抵抗な状態にある全員を守るという名目に対して、私たちの手に存在する最も先進的な国際条約だ」という言葉に対して返答をした。
ジョリー氏は、「女性の権利における撤退は、これらのことにおいて責任のある人々によって、普通は家族の価値の用語として正当化されている。まるで暴力が閉じられた扉の後ろにあるままでいるのが、よりよいことであるかのようなのです。」と語り、シャファク氏のこの問題における考えを問いかけた。
シャファク氏は、「もしも誰かの命が尽き果てようとしていれば、搾取がおこってしまっているのであれば、これは特殊な状況ではないのです。4つの壁の間で取り残されてよいことでないのです。この沈黙の壁を壊さなければなりません。数多くの国において、性暴力者に対して、犠牲となる人と結婚をするという状況において、その罪を軽減させてしまう信じられないような問題のある適用が存在しているのです。」という返答をした。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
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