シリア:児童3人がヌスラ戦線によって逮捕される(1)
2021年10月02日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ヌスラ戦線がイドリブ県内にタバコを密輸した容疑で児童3人を逮捕

【スナック・シリアン・ドットコム】

活動家らは、トルコが支持する諸派閥の支配下にあるアフリーン市から、ヌスラ戦線の支配下にあるイドリブ県へタバコの密輸を行った容疑で、シャーム解放機構(=ヌスラ戦線)によって逮捕された児童3人の写真をシェアした。そのなかでは、児童たちが爆発ベルトのようなかたちで複数のタバコを腰に巻き付けながら、彼らの小さな顔に恐怖を浮かべている様子が映っている。

写真からは10歳にさえ達していないと思われる3人の児童が逮捕されたというこの事件は、SNSのフォロワーたちの怒りを呼び起こし、彼らの間で大きな論争を生むこととなった。

逮捕された児童たちは、のちにオリエント・チャンネルによって放映されたビデオクリップに出演したが、そのなかで彼らのうち2人は自らがイドリブ県からの避難民であることを明らかにした。両人の話によると、彼らは以前コンクリートブロック工場で働いていたものの、彼らの身体能力が成熟していなかったため、ブロックの運搬や加工を行うことができなかった。そのため工場をやめ、ビニール袋や金属スクラップを拾い集めて売ることに専念していたという。しかしその収入は、父母はおらず、年老いた祖母によって守られた彼らの家族を養うには十分ではなかったのである。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51662 )