ヨルダン:シリア・ヨルダン間の歴史的電話会談を尻目に、アブドゥッラー2世の汚職スキャンダルが暴露
2021年10月04日付 その他 - al-Souria.net 紙


■「パンドラ文書」がヨルダン国王とバッシャール・アサド大統領の会談に向けられたスポットライトを奪い取る

【スーリーヤ・ネット】

ヨルダンのアブドゥッラー2世国王とシリアのバッシャール・アサド大統領との間の電話会談は、それが10年以上ぶりであり、両国の国交正常化の流れの一環であるにもかかわらず、両首脳から十分な注意を払われなかったばかりか、メディアによる十分な報道がなされることもなかった。

過去数時間のなかで、スポットライトは「パンドラ文書」というより大きくより顕著な議題へと向くこととなった。そこでは、ヨルダン国王が関与する巨大な腐敗のファイルが白日の下に晒されたのである。

パンドラ文書は、数十人の調査ジャーナリストが参加した調査の結果として、ヨルダン国王が英国と米国に不動産帝国を設立するために7,000万英ポンド(約1億米ドル)以上を費やしたことを暴露した。

この調査は、アブドゥッラー2世・ビン・フサイン国王が1999年に即位して以来、15軒におよぶ不動産を購入するために用いた秘密所有企業のネットワークについて明らかにした。

同国王の資産リストには、米国のカリフォルニア州マリブにある3軒のオーシャンフロント物件(5,000万英ポンド相当)に加え、英国のロンドンとアスコットにある物件が記載されている。

リストには同様に、ロサンゼルス近郊の高級エリア、ポイント・デュムにある太平洋を臨む3軒の隣接物件も存在する。

調査によると、リストに掲載されている7部屋の邸宅は、2014年に架空企業「ナビスコ・ホールディングス」を通じて、3,350万米ドルで購入されたものである。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51665 )