イエメン:アラブ連合軍がフーシー派の拠点を爆撃
2021年10月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イエメン…アラブ連合軍がマアリブでフーシー派の武器庫を破壊
【イエメン:アナトリア通信】
イエメン軍は、アラブ連合軍の航空機が木曜日、同国中央部マアリブ県にあるフーシー派の武器庫を爆撃したと発表した。
イエメン軍は声明の中で、「正統支持連合(アラブ連合軍を指す)がマアリブ県西部のスィルワーフ地区にあるフーシー派民兵の武器庫および増援部隊を爆撃した」と述べたが、これ以上の詳細を明かすことはなかった。
この攻撃に関し、フーシー派とアラブ連合軍からのコメントはなかった。
昨年2月の初めから、フーシー派はマアリブを制圧するために同地に対する攻勢を強めてきた。マアリブは政府や国防省本部にとってもっとも重要な拠点であるだけでなく、石油やガスといった天然資源に富み、戦争発生以前にはイエメン国内の大部分の県に電力を供給していたマアリブ・ガスステーションが存在するためである。
国連によると、イエメンでは7年間にわたって戦争が続いており、これまでに22万3千人以上が死亡した。この世界最悪の人道危機のなか、同国人口の80%にあたる3000万人もの人々が支援や援助に依存しているという。
この戦争には2015年3月以来、地域内での拡大がみられる。隣国サウジアラビアが主導する有志連合が、イランからの支援を受けるフーシー派に対抗し政府軍を支援するための軍事作戦を実施しているのである。同派は現在、首都サヌアを含む多くの県を支配している。
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( 翻訳者:石川修伍 )
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