シリア:シリアに対する開放性を見せるレバノン政府(1)
2021年10月07日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■アリー在ベイルート・シリア大使「我々はレバノンを支援するために努力を怠ることはない」。ミーカーティー首相もこの調整に同意

【スナック・シリアン・ドットコム】

レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相は今日、アリー・ハミーヤ公共事業運輸大臣をシリア側との公式連絡の担当者に任命した。

レバノンの日刊紙「アフバール」は、シリア政府との連絡を公的に委任する事例は、レバノンでは2011年以来初となると報じた。同紙は、レバノンの閣僚によるシリア訪問は、これまでは個人的に、あるいは首相による非書面かつ口頭の委任を通じて実施されてきたと述べた。

アフバール紙によると、ミーカーティー氏がハミーヤ氏にシリア側との議論を委任した背景には、これに先立ちレバノン政府の閣僚会議において、シリアを通過してアラブ諸国へと向かうレバノン発トラックのコストが高騰している危機についての議論が生じたことがあったという。

その際、ハミーヤ氏は書面による公的な委任がなされる必要性を主張した。ミーカーティー氏はこれに同意し、以下のように述べたという。「国家の利益が損じられないかぎり、我々が誰かとコミュニケーションを持つことには問題がない」。こうして、会議の議事録に委任が公的に記録されることになった。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51684 )