レバノン:シリアに対する開放性を見せるレバノン政府(2)
2021年10月07日付 その他 - Snack Syrian.com 紙
■アリー在ベイルート・シリア大使「我々はレバノンを支援するために努力を怠ることはない」。ミーカーティー首相もこの調整に同意
【スナック・シリアン・ドットコム】
こうした動きに並行し、アリー・アブドゥルカリーム・アリー在ベイルート・シリア大使は、レバノンのワリード・ファイヤードエネルギー資源大臣を訪問し、ガス・電気をシリア経由でレバノンに輸送する計画について議論した。
シリア大使館の声明によると、ファイヤード氏は、エネルギー分野やその他の必需分野におけるシリア・レバノン間の協力がもたらすポジティブな利点を提示した。同氏によれば、「(二国間協力は)アラブおよび地域内における協力のより広大な体制につながる基礎的土台となる」という。
一方、アリー氏は「シリアは兄弟である二国の共通利益に向けて、レバノンを支援するための努力を怠ってこず、これからも怠ることはないだろう。また、レバノンが回復し、生活危機および経済危機から脱却することを望んでいる」と述べた。
シリアとレバノンの関係が昨今、エネルギー輸入の計画を糸口として目覚ましい改善を遂げたことは注目に値する。これは、シリア政府や同国の危機をめぐるレバノン国内の勢力分断に起因し、数年間続いた両国関係の断絶ののちの出来事であった。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51685 )