米国:アサド政権との正常化を暗黙的に支援するバイデン政権(3)
2021年10月09日付 その他 - al-Souria.net 紙


■バイデン氏とシリア…「怠慢および暗黙の支援」がアサド政権との正常化への扉を開く

【スーリーヤ・ネット】

一方、ワシントン・ポスト紙は金曜日、「バイデン氏は暗黙のうちにアサド政権との正常化を奨励している」というタイトルで記事を掲載した。

同紙の記事によると、ヨルダン国王アブドゥッラー2世は、ホワイトハウスにおけるジョー・バイデン米大統領との会談以来、シリア政府に対する親和性を見せながらも地域内の急速な正常化を主導している。

本来、米国のポリシーを正常化するためのヨルダンの努力と、米国によってシリアに課された法律は相反するものである。しかし米国政府は、この点に関していかなる行動も起こさないことを決定した。

ヨルダン国王はアサド大統領との電話会談によって、これまで10年にわたって継続してきた「大規模な残虐行為、民間人に対する限りない暴力、さらに地域全体およびそれを越えた地域に壊滅的影響をもたらした事象を原因として、シリアの独裁者を孤立させる」政策に終止符を打つことを選択した。

ワシントン・ポスト紙聞によると、(各国とシリアの間の)正常化の支持者たちは、10年間にわたるアサド大統領への孤立政策と圧力は、政治的解決に向けてのいかなる発展をもたらすことがなかったばかりか、実際の制裁によりシリア国民の苦しみが増大しただけであると主張している。

彼らは同様に、アラブ諸国による正常化への参加が、シリアにおけるイランの存在を弱体化させる可能性があると主張している。また、バイデン米政権の上級中東調整官であるブレット・マクガーク氏も、同様のアプローチを長年にわたって支持してきた陣営の一人であった。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51696 )