レバノン:情報大臣の発言を受けサウジアラビア大使館のスタッフ全員が帰国(1)
2021年11月06日付 その他 - al-Souria.net 紙
■在レバノン・サウジアラビア大使館のスタッフ全員が首都ベイルートを去る
【スーリーヤ・ネット】
レバノンのメディアは、ジョルジュ・カルダーヒー氏(レバノン情報大臣)の発言が引き起こした危機により状況が緊迫するなか、在レバノン・サウジアラビア大使館のスタッフ全員が首都ベイルートを去ったと報じた。
LBCチャンネルは今日土曜日、レバノンを後にした大使館スタッフのなかには外交官、管理者、従業員が含まれていると報じた。
同チャンネルはさらに「大使館スタッフたちがラフィーク・ハリーリー空港から発った」ことを明らかにした。一方他のメディアによる報道によると「レバノンからサウジアラビアへ入国するためのビザの発行や、これに関連するその他申請の受理も停止された」という。
レバノン大統領府は現時点で、サウジアラビア大使館のスタッフがレバノンを去ったニュースに関する確認を行っていない。
一方サウジアラビアのジャーナリストたちはSNS上でニュースが事実であることを明らかにした。また彼らは今回の事件が、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相がこれまでに提起していた「ロード・マップ」計画が失敗したのちに発生したことを指摘した。
ここ数日の間、サウジアラビア、バハレーン、クウェート、アラブ首長国連邦といった国々は、レバノンのジョルジュ・カルダーヒー情報大臣の発言に抗議するかたちで、国内のレバノン大使の追放やレバノンからの大使の召還を含む諸措置を講じてきた。カルダーヒー氏は自身の発言のなかで、イエメン戦争におけるサウジアラビアの役割を批判した。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51700 )