フランス:当局がモスクを閉鎖する措置を開始(2)
2021年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙


■仏当局が新設モスクを閉鎖する措置を開始

【パリ:アナトリア通信】

ダルマナン内務大臣は9月29日の『ル・フィガロ』のインタビューで、2017年以降、公安当局が「イスラーム分離主義との戦いの一環として、24,000件の捜索任務と過激派が訪れる650か所の閉鎖任務」を実施したと述べていた。

ダルマナン氏は前述の礼拝場が「フランス国内の5つの自治体に分散している」と指摘しつつ、「政府はすでにそれらのうち6棟のモスクを閉鎖するために必要な措置を開始した」と述べた。

フランス国民議会(国会)は7月23日、「イスラーム分離主義との戦い」の初の実践事例として紹介された「共和国の価値観の尊重強化の原則」法案を採択し、物議をかもした。

同法はフランスに暮らすイスラーム教徒らを標的とし、生活のあらゆる面で彼らに制限を課しているため、多くの批判に直面している。

同法はさらに、各モスクやその運営に責任がある組織の監視およびムスリム系市民団体への資金提供の監視を規定している。

それだけでなく、大学以前の教育機関でヒジャーブの着用が禁止されているフランスにおいて、家庭で子供たちに教育を提供する家族の自由に制限を課している。

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( 翻訳者:野口藍良 )
( 記事ID:51708 )