イラク:保健省が新型コロナの新たな波に警鐘を鳴らす
2021年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラク保健省はコロナの新しい波に警鐘を鳴らす

【バグダード:本紙】

イラク保健省は月曜日、世界中で新型コロナウイルスに発生した変異の深刻さと、それらが同国に影響を与える可能性について警鐘を鳴らした。同省はまたワクチン接種の需要の低さと予防対策が順守され続けていないことを批判する一方で、感染者数の増大と医療制度に対する脅威に関する懸念を表明した。

同省は記者会見で次のように述べた。「保健省は複数の委員会と専門家たちを通じて、世界の感染状況を注意深く監視している。過去数日間、いくつかの国ではワクチン接種率が高水準に達しているにも関わらず、感染者数と死亡者数が前例のないほどに増加している。イギリスとロシアでの感染者数は大幅に増加しており、死亡者も増加している。それと同時に複数の変異株が出現している証拠もある」。

同省は次のように付言した。「この状況は新たな変異株を世界の他の地域に広める恐れがある。したがって我々は第4波が発生する可能性を除外しない。ウイルスの遺伝子変異のために、あるいは国民が感染予防策を遵守せずあらゆる人々が集まった結果、また国民の高い予防接種率が達成されなかった結果、イラクにおける感染状況を悪化させる複数の要因が存在するからである。これら全ては感染者が増加することを予測しており、(状況は)我々の医療システムを脅かすほどに緊迫する可能性がある」。

(後略)

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( 翻訳者:金子祐葵 )
( 記事ID:51764 )