大テヘラン圏交通警察執行担当副長官モハンマド・ラーゼギー大佐は、テヘランでは人身及び物損の衝突事故が1日あたり1700件起きていると発表した。
本日午前、FATEB[大テヘラン圏治安維持司令部]本部で実施された交通工学と交通安全に関する会議において、同氏は次のように発言した。「テヘランの人口は約900万人。そのテヘランにおいて1日1,700件の衝突事故が発生しているということは、テヘランの道路では毎分1件の衝突事故が発生しているとも言える。」
同氏は、テヘランにおけるバイクの台数が420万台であるとしながら、「テヘランの車の台数はバイクと同程度である。それに加え、注目すべき台数の他都市のナンバープレートを付けた車が、テヘランの道路を走行している。」と語った。
同氏はテヘランには約660か所の「スマート交差点[周辺の交通状況等から判断し、交差点での往来を効果的にコントロールする交差点]」があるとし、次のように述べた。「我々が抱える主問題は、バイク運転手の死亡事故である。これは、解決しなければならない問題だ。」
同氏はまた、「技術委員会との有意義かつ建設的な意見交換は計336回行われた。また、技術委員会の会議が25回、同委員会によるバイク運転手の交通整理をテーマとする会議が14回開催されている。専門的な会議、及び市役所やその担当課との合同会議も行なっている。」と述べた。
同氏は、「『モーターヤール計画』[自動二輪車交通取締アシスタント計画。バイクを対象とした交通整理や交通ルール遵守の促進を行う比較的新しい計画。交通違反をしているバイク運転手を警察官が見つけた場合、交通違反切符を切るなどする代わりに、違反したバイク運転手に数時間警察官の傍らで交通取締の補助業務にあたらせる、というもの。バイク運転手は警察のビブスを着用したり、交通指導用の標識を持って行なったりする。]はこの期間、大きな効果があり、バイク運転手の違反件数を大幅に減らすことにつながっている。」と話した。【ISNA[イラン学生通信]】
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( 翻訳者:HA )
( 記事ID:51811 )