エジプト:南シナイのモスクでワクフ用の募金箱を撤去
2021年11月10日付 Al-Ahram 紙


■ワクフ:南シナイはモスクの募金箱を撤去した最初の県である

【南シナイ:本紙】

ワクフ省は、南シナイのワクフ部局は、モスクに募金箱を置いていない最初の部局であると述べた。ハーリド・ファウダ南シナイ県知事が、ワクフ省の計画と連携しつつ、県内のモスクの募金箱の撤去を指示したからである。

ワクフ省は声明の中で、同省と南シナイ県が、協力し、連携を続けながら、モスクや、その広場や敷地内にある募金箱に寄せられた寄付金に頼らずに、モスクのあらゆるニーズに対応し続けるとし、南シナイ県はモスクに募金箱を置かない先行モデルとなるとした。

ワクフ省のムハンマド・ムフタ―ル・ジュムア大臣は数日前に、モスクにおける現金・現物寄付についての規則やガバナンスに関する重要な決定を発表した。その決定には寄付についての厳密な規定が含まれていて、モスクで現金を集めることを何者にも許可せず、また、法律で定められた奉納モスクの賽銭箱を例外として、募金箱の設置も許可されないとされる。また同決定は、すべての法的および行政手続きを遵守しながら現物寄付を受け入れるための規定も整備している。

この決定は、最高レベルの透明性を実現するため、現金以外での支払いを推し進め、奉納や寄付も含めたあらゆる金融状況を管理するという、国の計画の枠組みの一環である。

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( 翻訳者:坂井七海 )
( 記事ID:51829 )