イラク:ベラルーシに取り残されたイラク人移民を帰国させる臨時便
2021年11月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■現在ベラルーシに取り残されている100人以上のイラク人移民を帰国させる臨時便
【バグダード:本紙】
イラク航空は水曜日、ベラルーシ・ポーランド国境で足止めされた100人以上のイラク人移民を帰還させるためにベラルーシへ出発する予定のフライトに関する新たな情報を明らかにした。同国境地帯では移民たちがヨーロッパへの侵入を試みていることで、彼らと治安部隊の間で対立・衝突が生じている。
同社のスポークスマンを務めるフサイン・ジャリール氏は、「これまでの登録者は300人である」と述べ、「イラク人帰還のプロセスを促進するための合法的承認を取得するにあたって、外務省と運輸省の間で高い連携が取れている」と付け加えた。
ベラルーシに取り残された人々の最初のグループは今日木曜日にイラクに到着する予定である。一方イラク難民・移民省は、欧州連合(EU)に対する移民の圧力を軽減するため、世界の各航空会社が協力して自社フライトを停止していることを明らかにした。
クルディスタン愛国同盟系メディアによると、同省のアリー・アッバース報道官は「ベラルーシで取り残されている人々の数は特定されておらず、彼らの活動は違法である」と述べ、「イラクは今日最初のグループを受け入れる準備ができている」と付け加えた。さらに「世界の各航空会社は善意を示し、EUへの圧力を軽減するためにイラク人向けのベラルーシ行きフライトを中断した」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:井上紗良 )
( 記事ID:51857 )