サウジ:マクロン仏大統領が湾岸ツアーを終え「レバノンとの危機」を解消するためイニシアチブを取ることを発表(2)
2021年12月04日付 その他 - al-Souria.net 紙
■マクロン仏大統領がレバノンとの危機を解消するためのイニシアチブを発表することによって湾岸ツアーを締めくくる
【スーリーヤ・ネット】
フランスは、レバノンが同国史のなかでも最悪とされる経済的・社会的危機から脱出するのを支援するために1年以上にわたって努力を重ねている。
近年レバノンでイランの同盟組織ヒズブッラーが影響力を拡大していることから、同国政府と湾岸諸国の関係は緊張化の一途をたどってきた。
そしてその緊張の度合いは、イエメンでサウジアラビア政府が参加している戦争を「馬鹿げている」と評したジョルジュ・カルダーヒー氏の発言によりいっそう高まることとなった。
カルダーヒー氏はフランスによる圧力と要請を受け、金曜日に自身の辞任を発表した。その直後マクロン氏はこの進展を歓迎したうえで、「全ての湾岸諸国がレバノンとの国交関係に再び加わる」ことへの希望を表明した。
サウジアラビアとイランは長きにわたり中東地域における影響力をめぐる競争を繰り広げてきた。両国が影響力拡大を希求する国家のなかには、経済危機に直面しており域内あるいは国際的な援助国からの財政支援を強く望んでいるレバノンも含まれる。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51877 )