シリア:クドゥード・ハラビーヤがUNESCOの世界遺産リストに登録、文化大臣「世界的に重要な進展」
2021年12月16日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ムシャウウィフ文化大臣「クドゥード・ハラビーヤの世界遺産リストへの登録されたことは世界的にも重要な進展である」

【スナック・シリアン・ドットコム】

シリアのルバーナ・ムシャウウィフ文化大臣は次のように述べた。「我々が苦しんでいる包囲にもかかわらず、クドゥード・ハラビーヤ(アレッポの伝統的歌曲)が世界遺産リストに登録されたことは世界的に重要な進展である。それがもたらすもっとも重要な文化的影響は、世界が我々を文明の民であると認識することにある」。

ラジオ局「シャームFM」が報じた同大臣による以上の発言は、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の人類遺産リストにクドゥード・ハラビーヤが登録されたことを受けて開催された会議のなかでなされたものである。

同大臣はさらに次のように述べた。「今回の出来事は多大な政治的重要性を有している。我々は現在経済的・政治的に包囲されているが、今回(の決定)の目的はとどのつまり政治的だからだ。シリアの芸術家たちは自身のアイデンティティのために、自身の創造的成果物のなかで闘ってきた。そして今日、窓は開き始めた。それは小さな窓か、あるいは大きな窓かもしれないが」。

同大臣は「我々は世界の文化地図上に場所を得たが、これからは世界の観光地図に掲載されることになるだろう」と述べ、今回の登録を実現するにあたって払われた努力に関して、シリア開発トラスト、文化省の高官たち、同省ユネスコ代表に対する謝意を表明した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51881 )