サウジ:ジャアファリー外相がサウジのムアッリミー国連大使の発言に対しコメント(2)
2021年12月23日付 その他 - al-Souria.net 紙
■アサド政権が「彼らを信じるべきではない」と発言したサウジアラビア国連大使への反撃を開始
【スーリーヤ・ネット】
同氏は演説のなかでアサド政権による嘘について言及し、さらに復興、安全の確立に向けたアサド大統領の真摯さが欠如していることを指摘した。
サウジアラビアが同様の立場を表明したのと同時期、アラブ連盟では複数の加盟国がアサド政権の加盟国資格を回復しようと試みていることから、その動向に注目が集まっていた。
アサド政権とサウジアラビアの関係は、後者政府が駐ダマスカス大使の召還を決定した2011年8月以来、緊張化と外交的断絶を経験してきた。当時シリアでは、アサド政権による、それに対して蜂起した市民らに対する殺戮がますます深刻化していた。
これまでサウジアラビア政府のアサド政権に対する立場に変更は生じていない。しかし同時に同政府は高官らの発言を通じて、安保理決議2245号に基づくシリアでの政治的解決への支持を表明している。
昨年11月には、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣は、同国政府が多くの国々にならってアサド大統領との接触を検討しているかどうかを尋ねる質問に対し、「我々は現時点でそれを考えていない」と回答した。
しかし複数のメディアが伝えたところによると今年5月、サウジアラビアの諜報機関トップであるハーリド・フマイダーン総合情報局長官がダマスカスを訪問することによって、同国はアサド政権との直接的チャネルを再開した。しかし当時同国政府はこれを否定した。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51888 )