シリア:ロシアは物資を援助、イランは国連にシリア制裁解除を要請
2021年11月28日付 al-Watan 紙
■ロシアは支援物資をダルアーへ、イラン政府は国連にシリアに対する制裁解除を要請
【通信各社】
イラン特別政治問題担当のアリー・アスガル・ハージー外務大臣上級補佐官は昨日、国連と国際社会が共同で努力することにより、シリアに対する一方的な制裁を解除し、人道状況の改善と避難民の帰郷に必要な措置が講じられることを期待すると表明した。そうした中、ロシア政府からはダルアー郊外のティブナ町の人々に対し、500食分の食事の配給が行われた。
『SANA(シリア国営通信)』によれば、アスガル・ハージー上級補佐官は国連のガイル・ペデルセン・シリア担当特使との電話会談において、シリアの政治プロセスを継続することと憲法委員会の枠組みにおける協議を継続することの必要性を強調した。
一方、ペデルセン特使は、シリアの危機を解決する重要な要素として人道支援を拡大することの重要性を強調するとともに、当プロセスにおけるイランの努力にも言及した。
これは、ダルアー県がロシア政府から提供された500食分の食事をティブナ町の人々に分配し、さらに無料の医療相談を提供する診療所を開設した際のことだった。
ダルアー県議会の執行部メンバーで救援部門の責任者であるアブドゥッラー・ファラーフ氏は、こうした援助がロシアとシリアの関係の深さを象徴していると述べ、配給は困窮者に無料で治療や薬を提供する診療所の開設と同時に行われたと説明した。
(後略)
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( 翻訳者:竹馬李星 )
( 記事ID:51930 )