イエメン:サウジアラビア主導のアラブ有志連合軍が首都サヌアの複数の拠点を空爆
2021年12月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アラブ連合軍の戦闘機がサヌア市内の複数の拠点を攻撃

【サヌア:DPA】

サウジアラビア主導のアラブ連合軍は、土曜日の夕方、フーシ派が支配するイエメンの首都サヌアの複数の拠点を標的とした空爆を行った。

地元住民の話では、連合軍は、サヌア空港近くのダイラミ空軍基地、サヌア北部ナハダ地区にある旧装甲第一師団駐屯地と整備キャンプを標的とした空爆を5回行った。

複数の情報筋が、「首都サヌアを激しい爆発が襲い、標的となった場所から炎と煙が上がっているのが見られたが、爆撃による損失は明らかではない」と語った。

これらの情報筋によると、複数の戦闘機がサヌア上空で集中的に低空飛行を繰り返したということだ。

サウジアラビア主導の連合軍は、この数ヶ月間(一時的な)落ち着きを見せていたが、1週間前から首都サヌアにある複数の拠点への空爆を強化した。

今回の空爆は、連合軍が「フーシ派とイランがサヌア国際空港を "実験と越境攻撃のための軍事基地 "にしている」と非難した数時間後に行われた。

連合軍はサヌアの住民に対して、標的となる場所に近づかないよう警告していた。

7年前に、フーシ派が首都サヌアと複数の県を武力制圧して以来、サウジアラビアはアラブ連合軍を率いてフーシ派との戦闘を続けている。双方の戦闘行為で多くの民間人が巻き添えになり、死傷した。

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( 翻訳者:鈴木真宝 )
( 記事ID:51952 )