イラク:農業が直面している危機(2)
2021年12月06日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■イラクの農業を脅かす2つの問題…干ばつと対テロ戦争
■戦略作物の農地面積縮小は、その不足分を補うための輸入につながる
【バグダード:本紙】
さらに、本紙上の声明において「農業省は元々縮小されていた従来の農地面積をさらに50パーセント縮小することを決定したが、それは国の農産物需要を満たし基礎的な生活必需品を供給するのには不十分な僅かな農地しか残らないことを意味する」と付け加えた。
さらに「3年前までは農業従事者の努力もあり、国の農業はイラクの最も重要な戦略作物であり食糧配給される小麦を自給することができていた。しかし農地面積縮小の影響で政府は国民を養うために小麦を輸入せざるを得ない」と語った。
また「水不足は魚類資源にも直接の影響があり、河川の流域や湖の汚染を防止する上で、浮きケージによる魚の養殖や土でできた生け簀に頼るのを断念しなければならない」と指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:吉永伊吹 )
( 記事ID:51977 )