トルコ中央銀行、5回目のドル防衛対応
2021年12月17日付 Cumhuriyet 紙
速報・・・トルコ共和国中央銀行(TCMB)は、対ドル為替レートが歴史的高値となっているのを受けて、市場への売りの方向で介入した。
トルコ共和国中央銀行が続けている金利引き下げとオープンエンド政策の後、ドルーTLレートは1TL=17ドルを超え歴史的高値となった。中央銀行は、ドルーTLレートが1TL=17ドルを超えた後、市場への売りの方向で5回目の介入を行った。
12月1日に行われた中央銀行による1回目の介入は約6.5ドル規模、2回目は12月3日に約4億ドル規模、3回目は12月10日に約5億ドル規模で行われた。中央銀行による4回目の介入は約25億ドル規模となり、これによって総額は40億ドルに達した。
■中央銀行の声明
市場介入の後、中央銀行は「為替レートが不健全な状態だったため、市場への売りの方向で介入している」と発表した。
■ドルの近況
中央銀行による介入の後、ドルーTLレートは1TL=16.60ドルに、対ユーロでは1TL=18.81ユーロに後退した。
■TLの価値減少率は約54%
中央銀行によるここ4回の会合で金利は5%低下し、金利低下の兆候が初めて見られた9月初頭から現在にかけてTLの価値は49%減少、年初と比べると54%減少した。ドルーTLレートは年初比で118%上昇した。価値減少の大部分はここ半月の間に発生している。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:52015 )