チュニジア:内務省がデモ隊による「暴行」についての調査を開始
2021年12月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■チュニジア:内務省は同省職員に対する「暴行」についての調査を始める

【チュニジア:アナトリア通信】

チュニジア内務省は土曜日(18日)、「クーデターに反対する市民(Citizens against Coup Tunisia)」運動の一部のメンバーによる内務省職員への「暴行」と称する事件について調査を開始すると発表した。

これに先立ち同日、チュニジアの治安当局は首都チュニスの中心部にあるハビーブ・ブルキーバ通りに抗議者たちがテントを設営するのを阻止するために介入した。その後両者の間で小競り合いが起こり、目撃者によると、数十人の抗議者たちを排除するために治安当局は催涙ガスを使用したという。

内務省は声明で、「今日、首都のハビーブ・ブルキーバ通りで、集団が意図的に力づくで一か所にテントを寄せ集めて設営して座り込みに利用しようとしたが、これは現行の法律や規則に違反する」と述べた。

さらに、「治安部隊がテントを一か所に寄せ集めて設営するのを防ぎ、また法律を執行していると、前述の集団の一部が多数の治安部隊員に故意に暴力を振るった」と続けた。

そして、「検察との協議の上、当省は前述のテントを一か所に集中して設営するために使う棒や椅子、テント自体といった装備の没収や公道の障害物の一掃を許可した。また、治安部隊への暴行に関わった各関係者の提示と、現在10人規模となっている国家警備隊の担当チームに、捜査の継続を任命した」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:皆川紗矢香 )
( 記事ID:52020 )