親政府紙(サバフ紙)、年金増額を報道
2021年12月19日付 Cumhuriyet 紙

公正発展党(AKP)に近いことで知られるSabah(サバフ)紙が年金増額を報じた。
最低賃金の引き上げに続いて、12月のインフレ率に応じて決定される年金の増加率にも注目が集まっている。政府寄りで知られるサバフ紙が、AKPのレジェップ・タイイプ・エルドアン大統領がインフレ率+25パーセントの年金額引き上げを命じたと報じた。

新年から適用される最低賃金額が発表され、その後の関心は年金に向けられている。
(現在)退職した公務員を除く、合計848万人の雇用労働者、270万8千人の自営業・自営農を合わせた合計1118万8千人の退職者が年金を受給している。

政府寄りで知られるサバフ紙の記事によれば、計算方法には二通りあり、年金額に①年額ベースの最低賃金水準の引き上げ、または②年金額の40パーセントの引き上げが議論されているという。トルコ社会保障機関(SGK)と特に個人年金(Bağ-Kur)に加入している退職者のなかには、最低賃金の半分未満の額しか受給していないグループがある。

ここで、前述の計算方法①で、低受給額の退職者に対する一律の増額により、受給額を一定レベルにまで引き上げる。ここに更なる引き上げも実現する可能性がある。これが計算方法②で、退職者に最低賃金まで、あるいはこれに近い額まで受給額を引き上げる。SGKとBağ-Kurに加入している退職者が、年間約40パーセントの受給額引き上げを受けることが、この方策の最低目標である。

■約40パーセント...
現時点で、前述の計算方法では、SGKとBağ-Kurに加入する退職者にインフレ率+25パーセントの引き上げがなされる形となる。これがすなわち約40パーセントの引き上げに相当する。

5か月間のインフレ率は10.48パーセントと発表された。2022年1月の引き上げ率も6月から12月までの6か月間のインフレ率が上限となる。この比率の決定に影響するデータとして残るは12月分だけ。12月のインフレ率が発表されればSGKとBağ-Kurの年金増額も確定する。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:52023 )