レバノン:国民議会選挙が来年5月15日に実施されることが決定
2021年12月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■レバノン大統領は5月15日を国民議会選挙の実施日と決定

【ベイルート:本紙】

レバノンのミシェル・アウン大統領は水曜日、来年の5月15日を議会選挙の実施日と決定した。

大統領府が発表した声明で、アウン大統領は「来年5月15日にレバノン居住者向けに、同月12日には選挙運営に携わる職員向けに、そして同月6日と8日には非レバノン居住者向けに、国民議会の選挙委員会を招集する法令に署名した」ことを明らかにした。

レバノンの憲法評議会議長のタンヌース・ミシュリブ法官は選挙法改正に関して、12月21日現在、ジュブラーン・バースィール氏が主導する「強いレバノン」連合から提起された再審上告についての決定に至らなかったことを発表した。

レバノン議会は今年10月末に、議会選挙の期日を2022年5月8日の代わりに同年3月27日までに早めることを定める法案を承認していた。

それに対し強いレバノン連合は同年11月に、5月から3月へ前倒しされた選挙期日や在外居住者による投票などを含む、議会が承認した改正法案について憲法評議会に上告を申し立てた。

次期選挙では、2019年と比べて通貨価値の90%以上を喪失させた経済崩壊と、それにともなう貧困状態の大幅な悪化に対する広範な怒りの拡大とともに、競争が白熱することが予想される。

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( 翻訳者:堤萌恵 )
( 記事ID:52064 )