シリア:シリア人を筆頭とする多数の難民に対するキプロス、ドイツの対応(1)
2022年02月14日付 al-Watan 紙


■ドイツは難民を受け入れるための施設を新たに設置…キプロス内務大臣「トルコは我々の国への難民の殺到を引き起こした」「彼らの行動は残酷である」

【ダマスカス:本紙】

キプロスは、シリア人難民とサハラ以南アフリカ諸国を出身とする難民の同国への殺到を引き起こしたのがトルコ政権であることを明らかにし、同政権の行動を「残酷なもの」と表現した。一方ドイツ国内の複数の州は、ドイツへの移住を希望する人の数が直近の波のなかで増加していることを鑑み、彼ら難民を再度受け入れるためのキャパシティの増強に取り組んでいる。

キプロスのニコス・ヌリス内務大臣は、キプロス島が不法移民に関連する重大な問題に直面しているとしながら、同島人口の4.6%が移住希望者ないしは庇護を受けている人々であることを明らかにした。AFP通信によると、この割合は欧州連合諸国のなかでもっとも高い数値だという。

ヌリス大臣は、シリア人難民とサハラ以南アフリカ諸国を出身とする難民の殺到を引き起こしたとしてトルコを非難した。同国軍は1974年以来、キプロス北部で島全体の約3分の1にあたる面積を占領している。さらに同大臣は「キプロスにおける移民ファイルはトルコによって悪用されたため、大きな問題となっている」と付言した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52067 )