1915チャナッカレ橋、完成間近か―世界最長の吊り橋に
2022年01月01日付 Milliyet 紙


1915チャナッカレ橋で、車道の舗装作業が続いている。この橋は、チャナッカレ海峡(ダーダネルス海峡)を6分で通過することを可能にするもので、チャナッカレ海戦の戦勝107周年を祝う3月18日に開通予定だ。

1915チャナッカレ橋は、チャナッカレ海峡においてヨーロッパ大陸とアジア大陸を初めて繋ぎ、また共和国100周年を象徴するものとなる。この橋は、支間が2,023メートルあり、「世界最長の主径間を持つ吊り橋」の称号を得ている。1915チャナッカレ橋は、2017年3月18日にレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領によって着工され、5,000人近い作業員が24時間間断なく作業に当たって、完成を控えている。同橋は高さ318メートルで、チャナッカレ海戦戦勝の3月18日を象徴する。ゲリボル側とラプセキ側の主塔の完成後、メインケーブルの設置が行われた。最後に、先日レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が出席した式典で、車道の最後の床板が設置され、ヨーロッパ大陸とアジア大陸が橋によってひとつに繋がれた。その後、溶接と断熱によって街灯と防護柵の設置が行われた。1915チャナッカレ橋は、ラプセキの連絡高架橋680メートル、ゲリボルの連絡高架橋365メートルを含め全長4,608メートルとなる。路面の舗装作業は継続中だ。合計4,608メートルの路面が舗装されれば、1915チャナッカレ橋の開通準備は完了する。

1915チャナッカレ橋の開通は、チャナッカレ海戦の戦勝107周年を祝う3月18日にエルドアン大統領によって行われる予定だ。これにより、チャナッカレ海峡は6分という短時間でいつでも通過できるようになる。

■世界最長の2023メートルの支間

1915チャナッカレ橋は、デザインの繊細さにおいても世界一の候補となっている。支間の長さは共和国建国100周年の年と同じ2023メートルで、これによりこの橋は「世界最長の支間を持つ吊り橋」の称号を持つものとなる。1915チャナッカレ橋の塔のジョイントは(国旗の色である)赤と白となる。塔の高さは318メートルでチャナッカレ海戦戦勝の日である3月18日を象徴し、塔の上部はセイト伍長がチャナッカレ戦争で砲身に運んだ砲弾を表す形となる。同橋は、側径間が各770メートルの全長3,563メートルで、365メートルと680メートルの連絡高架橋を合わせて通行部分の距離は計4,608メートルとなる。橋は双方向3車線ずつで、幅は45.06メートルある。橋のデッキの両側には、保守作業のために使われる歩道がある。

「世紀のプロジェクト」として披露された1915チャナッカレ橋および自動車道プロジェクトでは、吊橋1つ、連絡高架橋2つ、鉄筋コンクリート高架橋4つ、地下強6つ、立体交差8つ、橋5つ、地下道43か所、さまざまな規模の開口部115か所、ジャンクション(国道上のものを含む)12か所、自動車道のサービスエリア4か所、保守センター2か所、料金所6か所が建設されている。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:52085 )