イスラエル:イスラエルのために働いたエジプト人スパイの死(2)
2021年11月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■1967年戦争下のエジプトでイスラエルのために働いたスパイの死

【本紙】

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ラーフィー・ブン・ダヴィド、あるいはアーディル・シャーヒーン氏の説明によれば、氏ら兄弟の名前がヘブライ名に変更されたのは、彼らがエジプトを離れてイスラエルで暮らすようになり、ユダヤ教に入信したこと後のことだという。このとき父親のイブラーヒーム・シャーヒーン氏の名前はブン・ダヴィドに変更され、モサド内での名前はムーサーであったという。一方母親のインシラーフ・ムーサーは、イスラエルに移った後にディナ・ブン・ダヴィドという名前を選んだほか、兄のナビールはヨッスィー[ヨセフ]に、弟のムハンマドはハイムになったという。

これまでの諜報活動とイスラエル・モサドに一家が採用されたことについては、「アリーシュにある我々の家の下方には軍用キャビンがあった。そして父は、イスラエル・モサドの職員であるアブー・ナイームに家族に関連するあらゆる詳細事項を伝えていた」と語った。

さらに、「我々兄弟は1年半の間、父と母のことを何も知らなかった。その間、我々はカイロで生活していた。父はイスラエル・モサドに採用され、野菜および基本的な生活物資の価格に関する情報を収集するために、赤十字を通してヨルダンからエジプトに戻った。二人はそれによって(モサドへの)忠誠心を示した」という。

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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:52087 )