テヘラン市の教育局長は、テヘランの生徒の社会心理的な緊急事態に対する電話相談システムを開始すると発表し、このように述べた。「この電話相談システムによるサービスの提供によって、今後国の将来を担う対象集団の問題の一部を解決することができる。」

【ハムシャフリー電子版】ISNA［イラン学生通信］によると、テヘラン市教育局長のアブドルレザー・フーラードヴァンド氏は、電話番号1570（タウヒード心理学センター）のテヘラン市生徒・保護者・教師社会心理的緊急事態電話相談システムの開始式で、教育担当課の同僚らの尽力によりこのシステムを開始することができると説明し、こう述べた。「残念ながら、社会的には未だ相談センターは定着しておらず、制度化されていない。この電話相談システムによるサービスの提供によって、今後国の将来を担う対象集団の問題の一部を解決することができる。」

　同氏は加えてこのように述べた。「この件では、対象となる集団の日常におけるニーズの調査が重要である。旧来の手法による問題解決から脱し、社会の役割の大部分を変え再定義する原因となった新しい生活環境に着目するべきである。それによりもう一度問題を見直し、対象集団の日常におけるニーズを正しく認識する必要がある。」

　テヘラン市教育局長は、新型コロナウイルスに起因する問題に対処するため国際社会の経験を利用するべきだと指摘し、こう述べた。「我々は、社会的損失に対処するためのノウハウを制度化する努力をしなければならない。」

　同氏はこのように続けた。「現在試験シーズンに入り、長期間のオンライン授業の後に対面による試験も行われる予定である。このため一部の家庭や生徒はストレスを受けている。従って、電話相談サービスの提供、彼らの疑問や不安への回答は、このような家庭にとっては夕食のナンよりも重要なことである。」

　フーラードヴァンド氏はこのように強調した。「我々は将来の人的資源を災難から守り、明るい未来を築けるように努力しなければならない。今日、努力と尽力によって1570緊急相談センターは創設された。家庭の問題の解決策の提供のために全力を尽くす所存である。」

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（ 翻訳者:OM ）
（ 記事ID:52092 )