エジプト:裁判所が非公認宗教信者のための墓地割り当てを拒否
2021年12月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプトの裁判所が非公認宗教信者のための墓地の割り当てを拒否

【カイロ:本紙】

エジプトの行政司法裁判所は、イスラーム教、キリスト教、ユダヤ教の3宗教の信者でない人々のために墓地用の土地を割り当てるというアレクサンドリア県が負うべき義務を拒否する判決を下した。これらの土地は、宗教的多様性のうち第4のグループとしてみなされ、公的書類の宗教欄が「-」(ハイフン)と登録されている市民が利用している。埋葬地は宗教的帰属に従って分割され割り当てられているため、イスラーム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒の墓地にそれ以外の宗教信者の死者を埋葬することはできない。

独立人権組織「個人の権利のためのエジプト・イニシアティブ」の弁護士は、2021年1月、公的書類の宗教欄が「-」(ハイフン)と登録されているアレクサンドリア県居住の市民たちに委託され、首相、地方行政大臣、アレクサンドリア県知事、アレクサンドリア県墓地担当局長を相手取り、この市民グループの墓地として土地を割り当てることを拒否するという否定的な決定を取り消すよう要求して訴訟を起こした。

この訴訟に先立っては、原告の市民たちはアレクサンドリア県の墓地担当局とブルジュ・アラブ市当局に要請を行ったが、これらの担当局の責任者たちはこの要請を受理することを拒否していた。

(後略)

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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:52095 )