シリア:凶悪犯罪の一連によって年始を迎えるシリア(1)
2022年01月11日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■シリアは凶悪犯罪によって年始を迎える…戦争の蓄積あるいは異常事態?

【スナック・シリアン・ドットコム】

シリアは世論を震撼させた同一家庭内での2人の殺害事件の発生によって、新年の血塗られた始まりを迎えた。また流血の多寡という観点から重要性がより少ないその他の犯罪が発生しているなか、国家機関は各犯人を逮捕するために奔走している。

新年の最初の9日間に確認された犯罪の性質やその多数は、シリアにおける暴力やその文化の水準が上昇していることへの明白な危険性を示唆している。一部の人々はこれが戦争の余波の蓄積の一部を構成するものとみており、一方国家機関の一部の高官らは我々の社会の異常性に起因するものとしてみている。

直近におけるもっとも顕著な犯罪は、2022年1月8日にダマスカス郊外県で発生したものであった。シリア内務省が事件の翌日に公開したビデオ・クリップによると、若者が11歳の妹に(性的な)嫌がらせを試みたところ、それを拒否した彼女を鋭利な刃物で殺害し、遺体を焼いたのである。ビデオ・クリップは殺人罪で告発された若者の姿を映し出しており、彼はそのなかで犯罪の計画や凶器の隠蔽の手段に関して自身が実行したことを興味深い話法によって語った。彼は犯罪を実行したのち、自身の叔母のもとに赴いた。

犯罪を実行した若者がいまだ未成年であり、彼の言動からは彼が思春期さえ迎えていない年齢であると推察できることは特筆に値するだろう。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52160 )