シリア:リビアの元ナンバー2がリフアト・アサド氏を国外に脱出させるために2億ドルを支払ったことを明かす(1)
2022年01月12日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■リビアが30年越しにリフアト・アサド氏の出国において果たした役割の詳細を明らかにする

【スナック・シリアン・ドットコム】

リビア・カッザーフィー政権のナンバー2として知られるアブドゥッサラーム・ジャッルード元首相は1980年代の「危機」に際してシリアを訪れたことを明らかにした。この危機については、政治学者のパトリック・シールが著書である「アサド――中東のための闘争――」および「兄弟の戦争」の2書のなかで言及した。この訪問のなかで、ジャッルード氏は当時革命防衛隊の司令官であったリフアト・アサド氏に立腹していたハーフィズ・アサド前大統領と面会し、前大統領からリフアト氏をシリアから放逐するための助力を求められたという。

ジャッルード氏は著書「激闘――アブドゥッサラーム・ジャッルードの覚書――」のなかで、自身がその後リフアト氏に連絡したうえで同氏と夕食をとり、当時ダマスカスが陥っていた危機について数時間話し合ったと付言した。その会は抱擁によって終わり、その際のリフアト氏の反応はジャッルード氏が著書のなかで述べていることによると、以下のようであったという。

リフアト氏は「以前私には兄弟が1人いたが、今は2人います」といった。私が「それは誰のことですか?」と聞くと、彼は答えた。「アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ王子とあなたのことです」。そこで彼に「いえ、あなたは私か王子のどちらかを選ばなくてはなりませんよ」と伝えると、彼は笑い、もちろんアブドゥッラー王子を選んだ。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52192 )