シリア:ルガンスク、ドネツク両地域の独立承認を歓迎した初の当事国としてのシリア(4)
2022年02月22日付 その他 - al-Souria.net 紙


■アサド大統領がプーチン大統領によるルガンスク、ドネツク両地域の独立承認を歓迎した初の当事者となる…プーチン氏を待ち受ける制裁とは?

【スーリーヤ・ネット】

さらにトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ウクライナ領内の2地域に対する独立承認の決定に関して「受け入れられない」と述べた。同大統領はセネガルに向かう航空機内から発出された声明のなかで、全ての当事者に対し「国際法を遵守する」よう訴えた。

ロシア・ウクライナ間の紛争を説明する4プラン

ロシア政府は西側諸国による制裁の危機に直面している。英国のエリザベス・トラス外務大臣は「我々は明日、ロシアに対して新たな制裁措置を課すことを発表する」と明言し、この制裁が「ロシアによる国際法違反およびウクライナの主権に対する侵害」に応じたものであると説明したのである。

さらにドイツのオラフ・ショルツ首相は、ロシア政府が自身の決定を撤回しないのであれば、同政府に追加の制裁を課す可能性があるとして警告した。ドイツは、ロシアがウクライナ東部の分離主義者らの独立を承認したのち、ロシアとヨーロッパを結ぶ天然ガス・パイプライン「ノルド・ストリーム2」に関する計画を中断することを発表していた。

ロシア・ウクライナ間の緊張は、両国間の陸上国境や両国がもつ戦略的影響力をめぐるものであり、この背景には前者が後者をNATOに対する重要な緩衝地帯とみなしていることがある。

一方ウクライナは、ロシアを自国領土の部分を実際に占領している「侵略国家」とみなしている。しかしウクライナ政府は、これまで西側諸国によるロシアの制御に依存してきており、そこから自国が主権を保つための支援を受けることを期待してきた。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52219 )