ヴァンの経済に大きく貢献しているイランの観光客は、1月31日以降、テヘランからヴァンへ航空機で移動することが可能になる。
イランの民間航空会社は、第一段階の試験飛行を毎週月曜日と金曜日に行う予定だ。1月31日から始まる試験飛行では、飛行機は18時30分にテヘラン空港を離陸し、19時30分にヴァン・フェリト・メレン空港へ着陸する予定だ。これを前に航空会社の役員らは、ヴァン県の広域副市長を兼任するメフメト・エミン・ビルメズ知事を訪問した。県知事室で実現したこの訪問では、開始が予定されるテヘラン―ヴァン間の飛行機の運航についての情報共有が行われ、いくつかの決定が下された。
■「最初の4回のフライトに関して同意に至った」
会合後に会見を開いたメフメト・エミン・ビルメズ県知事兼広域副市長は、観光客がテヘランからヴァンへ直行できるようにするため、民間航空会社と会合を行ったことを明かした。飛行機の運航は1月31日月曜日に開始すると説明し、「我が国の総領事館を介してイランの企業と会合を行った。企業役員らがここを訪れ、我々は飛行機の運航に関して会合を行った。テヘラン―ヴァン間の飛行機の運航が始まるだろう。彼らは国家空港管理総局へ正式な申請を行ったそうだ。書類の不備については最速で修正作業を行うだろう。現時点で我々は、初めの4回のフライトに関して同意に至った。1月31日に最初のフライトが開始し、第一段階では週に2日運航される予定だ。フライトの本数は需要に応じて増やす可能性もある。定員120名のボーイング737型旅客機でのフライトが予定されている。」と語った。
飛行機の運航が都市の経済や観光業に大きく貢献することを強調したビルメズ氏は以下のように続けた。
「我が県の商人は、新型コロナウイルスのパンデミックにより一時期苦境に立たされた。イランからの観光客は、都市の経済にも、二国間の関係の発展にも寄与するだろう。」
■「ヴァンの観光業を活性化させるステップを踏み出す」
テヘラン発ヴァン着のフライトを実施予定であることに言及した取締役のマフディ・アルガンド氏は、「我々は、飛行機を毎日運行させることを目指している。イランの他の都市からヴァンへのフライトも実現に向け努力している。ヴァンの観光業を活性化させるためのステップを踏み出しているのだ。県知事の力添えにたいへん感謝している。」と話した。
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( 翻訳者:金子萌 )
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