1936年9月12日にヘイベリ島へ訪ねて来た作家ヒュセイン・オラクの子供たちについてイスメト・イノニュ[元大統領]が書いたメモが、86年という時を経て、ガーズィー大学中央図書館の18・19・20世紀初頭までの印刷書籍や手稿本からなる「稀覯本」コレクションの中から発見された。イノニュ氏が書いた「私は小さな旅人たちを祝福した。旅を愛することは国にとって非常に素晴らしいことであり、奨励されるべきものである。」というメモは、ヒュセイン・オラクの「トルコ・ガイド」という名の旅行ガイドの本の中から発見された。
ガーズィー大学教育学部図書館からガーズィー大学中央図書館に移管された18・19・20世紀初頭までの、特にオスマン・トルコに関する、史料と位置づけられている印刷書籍や手稿本からなる「稀覯本」コレクションは歴史に明かりを灯している。
1926年以降、一カ所に集められた5689点の書籍、文書史料、作品は注意深く保存されている。
「秘蔵」とされているコレクションの大半は内容が判明していない中、「科学の冨(Servet-i Fünn)誌」、千夜一夜物語の最初の英訳本、聖書の1886年イスタンブル版、アラビア文字で書かれたアタチュルクの『ヌトゥク』、オスマン帝国期の史料にあたる作品や教科書といったものも収蔵されている。
■イスメト・イノニュのメモが本の中から
1936年9月12日にヘイベリ島へ訪ねて来た作家ヒュセイン・オラクの子供たちについてイスメト・イノニュ[元大統領]が書いたメモが、86年という時を経て、ガーズィー大学中央図書館の18・19・20世紀初頭までの印刷書籍や手稿本からなる「稀覯本」コレクションの中から発見された。イノニュ氏が書いた「私は小さな旅人たちを祝福した。旅を愛することは国にとって非常に素晴らしいことであり、奨励されるべきものである。」というメモは、ヒュセイン・オラクの「トルコ・ガイド」という名の旅行ガイドの本の中から発見された。
イスメト・イノニュのメモは、作家ヒュセイン・オラクの「トルコ・ガイド」という名の旅行ガイドの本の中から発見された。メモの隅にはオラクが「1936年、国内旅行に遣った子供達はヘイベリ島にいる私たちの指導者を訪ねた。その際に持参していた帳面に彼がお書きくださった、大変貴重な思い出」と書いているのがうかがえる。
(後略)
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( 翻訳者:大屋千寛 )
( 記事ID:52329 )