シリア:ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開(1)
2022年01月24日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開…サウジアラビアが望むもの

【スナック・シリアン・ドットコム】

ロシア政府は、過去10年の間に深い断絶と相違を経験してきたアラブの2首都であるダマスカスとリヤドの間の仲裁役を再び買って出るようになった。そしてその結果は、国連における外交的対立やシリアの戦場といった場で明らかになった。

ロシアによる仲裁は今回で2度目となる。同国のセルゲイ・ラブロフ外相は3年前にも両国の仲裁を試みたが、最終的には失敗した。したがって、このイニシアチブに対する楽観主義は非常に限定的なものとなっており、シリアのことわざで言うところの「秤に載せるまで豆と言うな(訳注;捕らぬ狸の皮算用とほぼ同意)」のような状況である。

ロシアの対シリア政策を知悉している在国連ロシア外交筋がスナック・シリアンに語ったところによると、「ロシアはダマスカス・リヤド間の関係修復の試みをやめてはおらず、最近この枠組み内での取り組みを増大させた」という。

ロシア外交官は、自国の外交当局がリヤドおよびダマスカスによる共同メッセージを参照したことを明らかにし、それを「実施的イニシアチブ」と呼んだ。それらのメッセージのなかには、同外交官が呼ぶところの「両国による相互実施」に関する内容が含まれていたという。「実施的イニシアチブ」は以前にダマスカスからの拒否が表明された「段階的イニシアチブ」から形式の面で大きく隔たるものではないが、その内容は異なる。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52364 )