シリア:アラブ・ガス・パイプラインをめぐるイスラエルの思惑と米国の立場(1)
2022年01月23日付 その他 - Snack Syrian.com 紙
■「イスラエルはシリアの経済復興に貢献するか?」…ロシア・トゥデイによる「議論を呼ぶタイトル」
【スナック・シリアン・ドットコム】
ウェブサイト「ロシア・トゥデイ」は「不信心について伝えるものが不信心者ではない」という原則に基づいて、レバノンに電力を供給するプロジェクトに関して『ニェザヴィーシマヤ・ガゼータ』紙が報じた記事を引用した。その際のページ・タイトルは「イスラエルはシリアの経済復興に貢献するか?」というものだった。同サイトはこのタイトルについて特定の意見表明をすることはなかったが、ここで意図されたのは、Facebookの投稿が通常そうであるように、「いいね」やリード数を稼ぐためだけに「議論を呼ぶタイトル」を付けることだったのだろうか、あるいは特定の政治的メッセージを伝えたかったのか。
この記事のなかでは、シリア、ヨルダン、レバノン各国の電力大臣が今週中に、レバノンに電力を供給するにあたっての合意に至る予定であることが示されている。また同記事は、この電力契約は、「エジプト、ヨルダン、シリア、レバノンの4か国を結ぶアラブ・ガス・パイプラインを実現するため壮大な計画の一環」であると述べた。そして、米国による一方的な制裁措置を受けているシリア政府が同プロジェクトの当事者をなしているにもかかわらず、ジョー・バイデン米政権はその実施を支持しているのだという。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52398 )