ヌレッディン・ネバーティー国庫・財務大臣は日本経済新聞社のインタビューに応じた。新しい為替保護預金口座政策は、総額2720億トルコリラを超えたと述べたネバーティー大臣は、2022年は成長率が5%程度となることを見込んでいると明らかにした。ネバーティー大臣はインフレに関しては「4月時点でピークは50%以下であると予想している。」と話した。大臣は「トルコリラにおいてこれ以上他の損失が発生しないように願っている。」と述べた。
ヌレッディン・ネバーティ国庫・財務大臣は、日本のメディアに対し、経済についての重要なインタビューに応じた。
■為替保護預金口座策は2720億トルコリラを超えた
2022年における成長率は5%程度の見込みと話したネバーティー大臣は、インタビューで以下のように語った。
「昨年12月19日から今まで為替への重大な介入はなかった。新しい為替保護預金口座策においては総額2720億トルコリラを超えた。この新しい為替保護預金口座策には、他の外貨預金から1130億トルコリラが集まった。必要であるうちは、為替保護預金口座策の適用は継続される予定だ。為替保護預金口座策において限度に到達したと判断されたときに決定するつもりだ。トルコリラにおいてこれ以上他の損失が発生しないように願っている。」
■2023年6月までに1桁台のインフレ率となる
インフレに対しての保護を保証する施策が検討されていること、だがその一方でこの種の施策は現時点では必要がないことを話したネバーティー大臣は、以下のように話した。
「2023年6月の選挙までに1桁台のインフレ率となるだろう。この計画を適用するために18カ月が必要とされていて、選挙までは17カ月ある。4月時点でピークは50%以下であると予想している。」
■金利引き上げは議題にない
実施された政策から引き返さないこと、金利引き上げは議題に上がっていないことを話したネバーティー大臣は、インタビューで以下のように話した。
「月曜日と火曜日はロンドンで投資家との会合に参加する予定だ。ロンドンから戻った後は大統領のアラブ首長国連邦行きに同行し、G20のジャカルタ会議に参加する。さらに、バーレーン、および再びロンドンを訪問予定だ。春には日本、中国、シンガポールも訪問したいと考えている。」
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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:52423 )