運輸インフラ相「トルコのインターネット速度65%増」
2022年02月04日付 Hurriyet 紙


運輸・インフラ担当省のアディル・カライスマイルオール大臣は「オークラ・スピードテスト社の国際データによると、モバイル・ブロードバンド通信の速度は世界平均が29.55Mpbsなのに対しトルコでは31.43Mpbsだった。固定ブロードバンド通信の速度は、ここ1年で65%向上して44.77Mpbsに達した」と述べた。 

カライスマイルオール大臣は文書声明で、インターネット・インフラに関して2021年を評価した。カライスマイルオール大臣は、トルコの光ファイバー網の総延長が45万5千キロメートルに達し、投資額の増加によりインターネットの通信速度は世界平均を大きく上回ったと強調した。カライスマイルオール大臣は、トルコのモバイル・ブロードバンド通信の速度は世界平均より速いとしたうえで「オークラ・スピードテスト社の国際データによると、モバイル・ブロードバンド通信の速度は世界平均が29.55Mpbsなのに対しトルコでは31.43Mpbsだった。固定ブロードバンド通信の速度は、ここ1年で65%向上して44.77Mpbsに達した」と述べた。

■「高速のインターネットに対する需要は高まっている」

カライスマイルオール大臣は、トルコにおける固定、ないしはモバイル・ブロードバンド通信の速度向上には、ここ数年増加している光ファイバー網への投資と高速インターネット通信に対する利用者の需要の高まりが重要な役割を果たしていると述べたうえで「情報テクノロジー・通信業者のデータから、固定ブロードバンド通信のインターネット市場で利用者に提供される通信速度が向上し、50Mbit/秒以上の速度の利用者が広がっていることが見て取れる。50Mbit/秒以上の速度での利用者はここ1年で85%以上増加している。10Mbit/秒以下の速度での利用者は半分に減少したことがわかる」と述べた。

■「8750万人の利用者のうち92%が光ファイバー通信を利用」

カライスマイルオール大臣は、トルコのインターネット・インフラ向上に伴い利用者の数と割合もハイペースで増加しているとしたうえで次のように述べた。

「ブロードバンド通信の利用者数は1年で8.2%増加している。2008年に600万人だったブロードバンド通信の利用者は2021年の第3四半期には8750万人に達した。最新のデータによると、トルコのインターネット利用者の約92%が光ファイバーを経由してインターネットを利用している。インターネット利用者による月あたりの利用はここ1年で約30%、ここ2年では73%増加した。わが国のインターネット速度から利用者の状況を見てみると、2021年第3四半期の時点では利用者の56%が10~24Mbpsで、33%が24~100Mbpsでインターネット・パケット通信を利用している。別の角度から見ると、わが国における複数の事業者が最速1000Mbpsのブロードバンド・インターネット通信を提供しており、計測されている中速の通信は事業者が運営している固定ブロードバンド・インフラのキャパを示していない。わが国では固定ブロードバンド・インフラが高速のインターネット通信を可能にしている中、利用者は比較的低速の通信を選択している。しかし、近年このような利用者の傾向が変わり始めており、高速通信にシフトしていることが観察されている」

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:52437 )