エジプト:2022年初となる燃料価格の上昇(2)
2022年02月04日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト:新年初となる燃料価格の上昇
【カイロ:本紙】
同メカニズムのなかでは、首相の決定によって形成される委員会を通して、石油製品の価格が3か月ごとに改定されることが規定されている。この改定は世界的な石油価格の動向、すなわち「決定に先立つ3か月間におけるブレント原油の平均価格」およびエジプト・ポンドの対米ドル為替レートに基づいており、(価格の)増減幅が最大で10%を越えないことが条件となる。
燃料価格の自由化は、エジプト政府が実施している(同国が国際通貨基金から1,200万米ドル相当の融資を受けるにあたっての条件であった)経済改革計画の一環として行われている。同計画はエジプト・ポンドのレートの自由化に始まり、のちに燃料と電気への補助金の廃止を含んだ。
政府は昨年中に2021年4月、7月、10月の計3回にわたって、リットルあたりのガソリン価格を25ピアストルずつ引き上げた。一方、リットルあたりの軽油価格は変化しなかった。
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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:52473 )