■カタール当局は同国首長がヌスラ戦線への資金提供に関与しているとの報道を否定、英国の新聞社が「虚偽」を流布しているとして非難

【スナック・シリアン・ドットコム】
タイムズ紙によると、同紙はシリア人9人が在ロンドン・連合王国最高裁判所に提起した訴訟の内容から、カタールによるヌスラ戦線への資金提供への参加をめぐる情報を得たという。シリア人らは訴訟文書のなかで、カタールの銀行2行、複数の慈善団体、ビジネスマンら、政治家ら、公務員らに対し、ヌスラ戦線への資金提供に加わった疑いをかけた。

同紙によると、英国の裁判所に提出された文書のなかでは「資金はシリアに直接送られ、あるいはトルコの銀行に送られそこで引き出された金額がシリア国内に送金された」ことが明記されているという。さらに、これらの送金の目的は「テロリスト」認定された諸組織に資金提供を行うためであり、その筆頭がヌスラ戦線であったという。

これに先立ち、同じく英国の『ガーディアン』紙は昨年11月、在ロンドンの多数のシリア人がカタールの「ドーハ銀行」に対する訴訟を起こしたと報じていた。同紙によると、彼らは同銀行がヌスラ戦線に資金を供与したとの疑いをかけ、同戦線が彼らの生活を破壊したのちに彼らの身におよんだことに対する補償を求めた。その後彼らは、ドーハ銀行の代理人らからの脅迫にさらされたことにより、訴訟を取り下げたという。

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（ 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 ）
（ 記事ID:52518 )