シリア:シャーム解放機構の将来にかかわる問題と解体の可能性(1)
2020年02月17日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シャーム解放機構…将来にかかわる問題と解体の可能性
【サーシャ・アルウ:スーリーヤ・ネット】
組織それ自体からの確証や否定がなされているわけではないが、シャーム解放機構が自らを解散する意向であるとのニュースが広まった。そしてこれはいまだ噂としての様態を脱していないにもかかわらず、このニュースは「シャームの民のヌスラ戦線」の名において2012年1月に設立され、現在の組織構造に至るまでに様々な段階において急速な発展をみせてきた同組織の行く末について将来的な疑問を投げかけるために再び浮上してきた。
この疑問に対して答えるには、次の2つのファクターを考慮しないわけにはいかない。すなわち、シャーム解放機構それ自体の構造や性質に代表される主観的ファクターと、同組織の活動エリア内で発生した出来事としての客観的ファクターである。ここでの出来事とは例えばイドリブ県内で実施されている各軍事作戦、あるいはそれらによってもたらされ得る政治的な相互理解・合意といったものである。それらはシリア問題の未来や、そこにおけるシャーム解放機構の位置づけを決定づけるものである。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52524 )