イラク:イラクが対シリア国境地帯で塹壕の掘削を完了(2)
2022年01月14日付 その他 - al-Souria.net 紙
■深さ3メートル…イラクが対シリア国境地帯で塹壕の掘削を完了
【スーリーヤ・ネット】
この決定は国境警備隊のハーミド・フサイニー司令官が、対シリア国境地帯を完全に掌握することを目的とした「殉教者たちの復習」作戦の指導を発表したのと時を一にして行われた。
フサイニー司令官は昨年10月に出されたプレス・リリースのなかで「部隊は対シリア国境地帯を増強し始め、防護柵の完成に取り組み始めた」ことを明らかにした。
同司令官はさらに「国境警備隊はニーナワー(ニネヴェ)県北西部を起点としながら、対シリア国境地帯を確保するための重大な進歩をとげた」と付言した。
イラク政府は2017年12月、「イスラーム国」を自称する組織の拡大とともに2014年中に失った国土を取りもどし、国土の約3分の1にあたる面積に対する支配を回復させた。しかしそれ以外の地域にはいまだに同組織のスリーパー・セルが潜伏しており、彼らは時として攻撃を行っている。
同組織のスリーパー・セルは同様にシリアの砂漠地帯、特にダイル・ザウル県郊外とヒムス県スフナ市の間に位置する区域でも活動している。
イラク・シリア間の国境は約600kmにわたって延びており、長年にわたってイラク政府に安全保障上の懸念をもたらしてきた。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52542 )